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取り扱い事例

451 10年以上なんら話し合いが進まなかった遺産分割を6ヶ月で解決した事案

事案の概要

相続関係図

・Xが当事務所依頼者、Yが遺産分割の相手方、Aが被相続人
・●は、相続人、被相続人ではなく、既に死亡している人、
・○は、相続人、被相続人ではなく、生存している人
・横線は婚姻関係を示し、縦線は親子関係を示す(実線が実親子、点線が養親子)

被相続人A1・A2は、依頼者(X)及び相手方(Yら)の両親。
Aの遺産は、Y2が居住している建物とその敷地の借地権のみ。
もともとはXが両親と同居の上、その面倒を見ていたが、Y2が半ば強引に実家に居座るようになり、Xは実家からの転居を余儀なくされた。その後、相続が発生。遺産は全てY2が管理している。
相続開始から10年ほど経過したときにY2から、いきなり印鑑登録証明書の交付を要求された。
Xとしては、生前の経緯もあるので、遺産分割をするのであればきっちり法定相続分を取得したいというのが希望。また、Y1が管理している遺骨についても分骨を依頼したい。

問題になった点と、当事務所における事件処理

(1)問題になった点

遺産の範囲及びY1から支払を受けるべき代償金の金額。

(2)受任後の処理と結果

本件は生前から共同相続人の一人が被相続人の財産を半ば独占的に管理しており、依頼者において被相続人の詳しい財産内容を把握していない事案だったため、受任通知を発送後、当事務所において遺産の調査を行いました。

調査終了後、当事務所から相手方に対して、遺産分割の提案書を送り、その後、何度か相手方と電話等でやり取りを行いました。相手方は当初は、代償金を支払う資力は一切無いと請求を拒否していましたが、資料を踏まえた説明及び調停になった場合の見通しを丁寧に説明することで、最後には、当初の請求額満額を支払うことに同意してくれました。

また、依頼者が望まれていた分骨についても、同意をいただくことができ、結果として半年という期間のなかで裁判所を使うことなく、依頼者の当初の希望を全てかなえることが叶いました。

以上

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