257 遺留分相当額と、相手による生前の出金分を含めて、訴訟提起から3ヶ月で回収した案件
事案の概要
・Xが当事務所依頼者、Yが遺産分割の相手方、Aが被相続人
・●は、相続人、被相続人ではなく、既に死亡している人、
・○は、相続人、被相続人ではなく、生存している人
・横線は婚姻関係を示し、縦線は親子関係を示す(実線が実親子、点線が養親子)
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- 被相続人(A)は、依頼者(X)の母。
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- Yは長男、依頼者X1は長女、X2は次女。
- ①
- 被相続人が、Yに全ての遺産を相続させるという公正証書遺言を作成していた。
- ②
- X1、X2が「遺留分は支払ってほしい」という話を、Yにしたところ、「お前に払う金は1円もない」との回答。
- ③
- 話し合いの余地がないということで、X1、X2が当事務所に依頼をされました。
争った点と当事務所の事件処理
①争いになった点
Yが支払うべきX1、X2の遺留分侵害額
②受任後の処理と結果
被相続人が認知症を患っていたと聞いたので、状況について証拠を入手。
併せて、被相続人の預金口座の取引履歴、施設等への支払状況を調査。
証拠を詳細に揃え、当方の請求が判決でも認められるであろうことを相手に分かりやすく説明した結果、訴訟提起から僅か3か月で和解が成立し、「お前に払う金は1円もない」と言っていた相手から支払いを受けた。
以上