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依頼者の声

生前贈与の有効性が争われた事案(一審完全敗訴から控訴審にて挽回した事案)

ご依頼者様

・女性(50歳代)

 

ご依頼者様からのお礼の言葉

姉は、年老いた母に対して、「面倒を見てあげるから、お金と実家の土地建物を贈与しなさい」と迫り、契約書にサインさせて、母のお金(1000万円)と実家の土地建物を自分のものにしてしまいました。姉が、その後、きちんと母の面倒を見てくれれば、それでもよかったのですが、姉は、まるで「もらうものはもらったから用は無い」と言わんばかりに、全く実家に寄り付かなかくなってしまいました。
「こんな酷いことが許されるはずがない」と思い、母と一緒に弁護士さんに相談し、姉に対して、1000万円と実家の土地建物を返すように請求しました。しかし姉はこれに応じませんでしたので、母としても本意ではありませんでしたが、姉に対して裁判を起こしました。
その裁判の途中で、母が急死してしまい、母の思いを引き継いで私が裁判を続けました。
私は、「こんな酷いことが許されるはずがない」と思っていましたので、裁判にも当然勝てるものだと思っていました。
しかし、判決は、私の完全敗訴で目の前が真っ暗になりました。
しかも、私の弁護士さんは、電話で「負けました。もう私はこの件はやりません。控訴するなら他の先生に頼んでください。資料は全部返しますので。じゃあ、お疲れ様でした。」と言うだけで、なぜ負けたのか?何が悪かったのか?の説明もないですし、落ち込んでいる私に対する気遣いも全くありませんでした。
裁判に負けたこともショックでしたが、弁護士さんの冷たい対応にも、ショックを受けました。
もう何もする気力も起きなかったのですが、控訴するなら2週間しかということだったので、なんとか気力を振り絞って、新しい弁護士さん(大村先生)に相談に行きました。
大村先生は、一審の私の敗訴判決を読みながら、なぜ私が負けたのかを丁寧に説明してくれました。
また、その説明に入る前に、「敗訴判決だから、読むのは辛いと思いますけど、」と前置きをしてくれました。私は、その言葉に、「この先生は細かい心遣いができる方なんだな」と感心しました。
そして、ホワイトボードを使って、裁判とはどんなものなのか?、なぜ、私は負けたのか?を分かりやすく説明してくれました。その上で、「なかなか難しい案件ですが、突破口がないわけではないですよ。」と仰っていただけました。
大村先生の細かい心遣いに触れ、大村先生の分かりやすいご説明を聞いて、今まで真っ暗だった心に光が差したようでした。すぐに大村先生に依頼させていただくことにしました。

実際に大村先生に依頼してからは、「前の先生とこんなに違うものか」と思うことだらけでした。
前の先生は、経験豊富なベテランの先生でしたが、かなりのご高齢ということもあってか、私の説明をなかなか理解してくれませんでした。前回の打ち合わせと同じ話を繰り返ししただけで、打ち合わせが終わってしまうこともありました。
しかし大村先生は私の説明をすぐに理解してくれました。私の話しを理解してくれるスピードが前の先生とは全く違いました。しかも打ち合わせの内容は全てメモにとって記録してくれていたので、前回の打ち合わせを繰り返すということも全くありませんでした。

前の先生の時は、裁判所に提出する書面や証拠も、ほとんど私が準備して、先生はそれに先生の名前と判子を足して提出するだけという感じでした。その時は、「裁判というのはそういうものか」と思っていました。
しかし、大村先生は、書面も証拠も全部準備してくれました。私は、打ち合わせに行って、説明すればよいだけでした。「こんなに何もしなくてもいいのか?裁判って本当はこんなに楽だったのか?今までの苦労は一体なんだったのか?」と思いました。

大村先生にお願いした結果、一審判決をひっくり返すことまではできませんでしたが、姉から和解金を出させ、一矢報いることができました。
和解をするに際しても、その和解が私にとってどういうメリットがあるのか、和解しない場合どういうデメリットがあるのか、詳しく説明してくれました。その結果、私としては「是非この内容で和解したい」と思えるようになりました。姉が和解を受け入れてくれるかは不安でしたが、姉も受け入れてくれて、和解が成立した時は本当にうれしかったです。
姉が和解を受け入れてくれた理由は、一審の時に出さなかった証拠を大村先生が出してくれたからだと思います。私の気持に寄り添ってくれた点だけでなく、裁判の腕という点でも、大村先生にお願いして本当に良かったと思います。

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